上げ下げ窓でおしゃれな洋風の窓辺に!その特徴とメリット・デメリット

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上げ下げ窓という窓の種類をご存知でしょうか。それは、欧米の住宅を中心にしばしば見られる窓タイプですが、最近ではその洋風のおしゃれな印象の窓辺にしてくれるデザイン面もあって、日本でも取り入れる住宅が増えています。そこで今回は、上げ下げ窓の特徴やメリット・デメリットについて紹介していきたいと思います。そのメリット・デメリットをしっかりと把握して、特徴を活かした設置場所や目的に使っていきましょう。

上げ下げ窓とは

上げ下げ窓とは、縦方向に並ぶ2枚のガラスからなる窓のことで、上下に上げ下げすることで開け閉めします。ちょうど引き違い窓を縦に立てたようなかたちになります。上げ下げ窓には3つの種類があり、下側の窓だけ動かすことができ、上側の窓は固定されている「シングルハング窓(片上げ下げ窓)」、上と下の窓を両方とも動かすことができる「ダブルハング窓(両上げ下げ窓)」、そして上と下の窓が連動して動く「バランス上げ下げ窓(スリット上げ下げ窓)」があります。

メリット1:優れた防犯性

上げ下げ窓のメリットとしてまず挙げられるのは、優れた防犯性です。窓の形が縦長で横幅が狭いことに加えて、窓を開けることが単に難しいため、この窓を通して外部から侵入することは他の窓タイプと比べても簡単なことではありません。「手遅れになる前に!取り入れておきたい防犯対策まとめ」も住まいの防犯対策として是非参考にしてみて下さい。

メリット2:気密性の高さ

引き違い窓に似ている上げ下げ窓ですが、気密性の点では引き違い窓よりも優れています。というのも、引き違い窓には窓を左右に滑らかにスライドさせるために戸車という小さな車輪が付いているため、どうしても隙間ができてしまいます。しかし、上下にスライドさせて開け閉めする上げ下げ窓は、この戸車が付いていないため、窓の端に隙間ができず、高い気密性を確保することができる窓となります。また、隙間が小さいということは、遮音性にも優れていることにもなります。

メリット3:通風の良さ

上と下の窓が両方とも動かすことができる「ダブルハング窓」や「バランス上げ下げ窓」であれば、上と下に2つの開口を開けることができるので、効率的な風の流れを室内に生み出すことができ、通風の良さにつながります。特に、狭小敷地や集合住宅などにおいて、1つの部屋に複数の開口を開けられない場合、1つの窓で効率的な換気を行うことができるので、是非このメリットを有効に利用してみて下さい。

メリット4:おしゃれなデザイン性

上げ下げ窓のおしゃれなデザイン性に魅せられて採用する方も多いのではないでしょうか。特に、洋風の窓辺のデザインを考えている方には、ぴったりの窓となるでしょう。こちらのイギリス・ロンドンを拠点にするMUSTARD ARCHITECTSが手掛けた住まいのように、出窓と組み合わせることで、その雰囲気だけでなく空間としてもおしゃれな住まいとなるでしょう。

上げ下げ窓のデメリット

高い防犯性や気密性といったメリットを持つ窓タイプですが、それらのメリットの理由でもある窓の開け閉めのしにくさはデメリットともなるでしょう。また、引き違い窓などと同様に、窓の掃除のしにくさもデメリットとして挙げられます。1階に窓が付いていれば外側からの掃除も可能なため問題ありませんが、2階以上にあると内側からの掃除は難しく落下の危険もあります。そうしたデメリットも考慮しながら、設置場所も考えていくと、機能的でおしゃれな窓辺となるでしょう。

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