部屋のおしゃれな壁でインテリアを変える！

部屋のおしゃれさは、素材にこだわることで空間の印象をガラリと変えることができます。こちらは、一色玲児 建築設計事務所が手がける築35年のマンションのリノベーション。区切られていた間取りを一度全て解体し、一つの大きなLDKが作られた空間には、木張りの壁が配置されています。緩やかなゾーニングとして機能すると同時に、外からの光を柔らかく受けとめ陽の移ろいを感じることができるようになっています。また明るい木の素材を使用した北欧系のインテリア家具と調和する暖かみのある雰囲気をつくりあげています。

おしゃれな壁のカラーは、空間の用途に注意して選びましょう。例えば、リビング、ダイニングとひとつながりになった空間では、同じ種類のクロスを選ぶと統一感が生まれ間取りの開放感を崩しません。また、ダイニングを中心とする際はブルー系のホワイトよりも温かみのある色味を選ぶと食卓時の温かみを演出できます。写真の様にブルーをアクセントカラーとして取り入れたい場合は、北欧インテリアに見られるような明るい木材や淡いパステルカラーのブルーを取り入れると冷たい印象になりません。

部屋にアクセントとなるおしゃれ壁をつくりたい場合は、アイキャッチになるように一面だけカラーや柄を変えるのもおしゃれです。ヨーロッパやアメリカから輸入されるような柄や色彩が鮮やかなものをしようすると、一般的な日本住宅とは異なる印象に仕上げることもできます。アクセントクロスに柔らかな色みを選ぶと温もりのある雰囲気に仕上がります。写真の様に、濃い色味を選ぶと洗練された大人の空間が楽しめます。

狭い部屋でもおしゃれに壁を変えたい場合は、半分だけ色味を変えるのも良いでしょう。例えば、下半分だけクロスを変えると空間の重心が下がり落ち着いた印象に、また視覚的に広く見える効果もあります。一方、写真の様に黒板クロスを使用したおしゃれなアイデアもおススメです。カレンダー代わりに用事を書き込んだり、子供のお絵かきスペースとしても活用でき、機能性と遊び心が一緒に楽しめます。

こちらでは併せて「壁紙張替えで大胆にイメ―ジチェンジ！」を紹介しています。

賃貸ではなかなか難しいクロスの張替ですが、貼ってはがせるウォールステッカーならば、手間のかかるクロスの張り替え作業や賃貸退出時の現状修復の手間を省くことができます。殺風景にみえる白いクロスにアクセントを加えれば、空間のアイキャッチとしても活躍してくれます。また、子供部屋の愛らしいインテリアとして、また狭いトイレ空間におしゃれな効果を出す時にも役立ちます。

例えば、こちらのようにツートーンカラーで彩ってみるのはどうでしょうか？写真の様に上下で、ベースとなる1色を決めて明暗や彩度を変えて塗り分けても素敵です。また間取りによっては、出っ張った部分は暗いブルーグリーン、奥のクロスは明るいブルーグリーンなどと、手前のクロスに暗い色味を選ぶと立体感のある視覚効果も期待できます。ツートーンカラーは主に同系色を選んだり、カラーチャートの補色をバランスよく使用することでグッとおしゃれに仕上がります。